『羽毛布団』は、価格や品質がさまざまで、
購入の際も、どれを選んだら良いか 迷ってしまいませんか!?
今回は、
羽毛の種類とダウン率、
羽毛布団選びのポイントをご紹介します。
羽毛布団の「かさ高とダウンパワー」「羽毛品質ラベル」も
ご一読ください。
羽毛の種類
グースとダック
ダウンには2種類あります!
羽毛の種類には、
グース(ガチョウ)とダック(あひる)が使われています。
グースのほうが、ダックよりも体長があり、
ダウンボール(タンポポの綿毛のようなふわふわとしたもの)が
大きく、保温性も高いことなどから、
グースダウンの方が、良質とされています。
なかでも、
育成期間が長い成熟した、マザーグースの羽毛は、
ダウンボールも大きくて上質です。
羽毛布団に使用されている羽毛とは?
水鳥の羽毛は、
その形状から ダウンとフェザーの、2種類に大別され、
ダウン(胸元に生えている綿毛)は、
タンポポ状の羽毛で、空気をたっぷり含んでいます。
フェザー(軸がある羽根)は
一般的に羽根と呼ばれる部分で、
湾曲した羽軸を持ち、弾力性があります。
羽毛布団と羽根布団は同じものではない!
ダウンが50%以上のものを、「羽毛布団」と呼び、
フェザーが50%以上のものを、「羽根布団」と呼んでいます。
(ダウンが多い羽毛布団の方が高価です)
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羽毛の産地
経度の高い冷感地や、
寒暖のさの激しい地域で取れた羽毛の方が、
一般的にクオリティが高いとされています。
寒い地域で過ごす鳥は、寒さから身を守るために、
より保温性の高い羽毛を、まとう必要があるためです。
産地は、
ポーランド・ハンガリー・ロシア・カナダなどが代表的です。
一般的に、ヨーロッパ産の方が、
中国産の羽毛より、高品質であると言われています。
アイダーダックという、
北極圏周辺に生息する野生の鴨(アイダーダックダウン)を使った
羽毛布団は、超高級品として有名です。
飼育方法
ダウンボールの大きさは、飼育方法によっても異なります。
マザーグース・マザーダック・エッググースなど、
産卵を目的に飼育されているものは、
ダウンボールが比較的大きく、かさ高性・保温性・風合いに優れています。
羽毛の採取方法
羽毛の採取方法には、
機械で作業する方法と、
丁寧に傷がつかないように、
人の手で採取する手摘み(ハンドピック)方法があります。
ハンドピックの方が、よりクオリティの高い羽毛が採取できます。
羽毛のダウン率
ダウン93%という表記がある場合は、
ダウン93%・フェザー7%という配合比率になります。
ダウン率が高いほど、クオリティの高い羽毛布団といえます。
ダウン率の高さは、
90%以上のものが、高品質の目安となります。
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羽毛布団を選ぶ時のポイント
- 着心地を選ぶ
上質羽毛の特性を生かすも殺すも、
羽毛布団生地と、キルト仕立ての良し悪しです。
羽毛の暖かさだけで羽毛布団を選ぶと、ムレて寝苦しい場合もあります。
通気性・フィット性・肌触りの良い生地と、
キルトのがわ生地を選ぶ事をおすすめします。
ふとん生地に、高品質の生地や絹糸を使用したものは、
価格も高くなっています。
立体キルトは、四角い袋をいくつも並べて、
その一つひとつに、羽毛を均等に入れることにより、
片一方に羽毛が寄ってしまう事を防ぎます。 - 暖かさを選ぶ
ダウンかフェザーか? ダックかグースか?
同じダウン率の羽毛布団でも、
羽毛は産地・飼育期間・鳥の品種等によって
品質(かさ高性)に大きな差が生じます。
- 表示の信頼性を選ぶ
全日本寝具寝装品協会の発行する「GFマーク」と、
日本羽毛製品協同組合の発行する「ゴールドラベル」は、
厳しい品質管理と、検査に合格したことを証明するマークです。
これらのラベルが付いているふとんを選べば安心です。
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