「ダニ」って、どれぐらいの大きさなの?

種類によって違うの?

肉眼で見分けられるの?

どこの家にも潜んでいる、
「ダニの種類と大きさ」を、ご紹介します。

家ダニの種類!大きさと特徴の違いは?これってダニなの?


家の中で、ダニらしき小さな虫を発見!

でも、これってダニなの?
ダニの種類がわからないと、駆除するのにも困るし…

ダニじゃないとしたら、どんな虫なのか?

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ダニの種類と比率

家の中で生息するダニで、
一般的に多いのは、4種類のダニです。

  • ヒョウヒダニ(チリダニ)
  • イエダニ
  • ツメダニ
  • コナダニ


その中でも、
ヒョウヒダニチリダニ)とイエダニが、ほとんどの割合を占めています。

ダニの種類と比率


それ以外にも、イエニクダニや、
ナミホコリダニなど、生息する場合がある様ですが、
約1%程度ですので、ごく稀な場合といえますね。


ダニの種類と特徴

まずは、
4種類のダニ特徴を、それぞれ見ていきましょう。


ヒョウヒダニ(チリダニ)

じゅうたん・ソファー・寝室、
家具の裏側など、あらゆる場所に存在しますが、
人間の肉眼で見つける事は難しいです。

一年中どこでも見られ、特に5~9月に多く発生し、
何でも食べ、特にフケ・垢・汗を食べて繁殖します。

人を刺したりする事はないですが、
ダニの死骸や、排出された糞などが原因で、
アレルギーを引き起こします。

成虫は乳白色で、口器と脚は薄褐色をしています。

温度20~30℃、
湿度60~80%の、高温高湿の環境で大量発生し、
このヒョウヒダニ(チリダニ)が増殖すると、
それを捕食する、ツメダニが発生してしまいます。


コナダニ

高温多湿の環境を好み、
特に梅雨などの時期に大量発生します。

体色は半透明で、肉眼で見つける事は難しいです。

人を刺すことは稀ですが、コナダニが増殖すると、
それを捕食する、ツメダニの発生を助長します。

コナダニはヒョウヒダニと違い、
低温にも強いため、湿度を下げるのが有効です。


ツメダニ

梅雨の時期に大量発生するダニで、夏場に被害に場合が多いです。

ヒョウヒダニや、コナダニを捕食しますので、
これらのダニが多い場所では、自然と増殖します。

体色は、黄色~淡褐色をしていて、
人が刺されると、
蚊に比べて、赤み・痒みが強く、1~2週間跡が残ります。


イエダニ

大きめのダニで、肉眼で確認できる場合もあります。

本来は、住家性のネズミに寄生しますが、
ネズミが過剰繁殖したり、死んだ時など、
ネズミの巣や体から離れて、人に寄生することがあります。

長卵円形で白色ですが、
吸血すると丸くなり、赤褐色から黒褐色に変わります。

夜に活動する事が多く、人の血を吸うのも夜が多いです。
イエダニが、もっとも多い時期は6~9月です。


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なんか、書いてるだけで、
もう既に、痒くなってきたんですけど…

読んでて、痒くなってきませんか?!

この痒さが現実とならない様、
あとちょっとだけ、頑張って見ていきましょうね!


家で小さなムシ発見!これってダニなの?

次は、
家の中で、小さな虫を見つけた場合の見分け方です。

肉眼で見える、黒い小さな虫の場合、ノミの可能性も高いですね。

ノミの大きさは、ネコノミで1~3mm程度
すばしっこく逃げたり、撥ねたりするので、
ダニとの違いは、わかりますよ!

家ダニの種類!大きさと特徴の違いは?これってダニなの?

ダニは、飛びません!

非常に軽いので、風にながされて移動したり、
動物などについて、移動することもありますね。


■畳に小さな虫が!

通常、畳にいるダニは、
ヒョウヒダニ(チリダニ)コナダニツメダニなどです。
ほとんどのダニが、人間の目に見えないほどの大きさです。

ダニとよく間違えられるのは、チャタテムシです。

チャタテムシは、体長 1~1.3mm程で、、
ダニよりは大きいので、肉眼で確認できる程の大きさです。


■本に小さな虫が!

本の隙間などで、よく小さな虫を見かけたりします。
これは、ヤマトシミの可能性が高いと思います。

ヤマトシミは、書籍・和紙類・糊付けした紙類を食べ、
体長は 8~9mmくらいで、暗いところを好みます。


■カーテンに小さな虫が!

目視で確認できる大きさで、
大量に発生していたら、トコジラミです!

トコジラミは、
別名ナンキンムシ(南京虫)といい、
幼虫は 1.5mm程度ですが、
成虫の大きさは 約5~8mmにもなります。

夜間、寝ている時に活動しますが、
部屋が暗いと、日中でも現れることもあります。

部屋の室温が30度前後になると、活発に動き回ります。

トコジラミは、人間を吸血することで知られており、
血を吸われると、皮膚が赤く腫れて、痒みがでてきます。

生息場所としては、じゅうたん・タタミの隙間、
ベッドのマットや ベッドの裏など、狭い所に潜んでいることが多いです。

幼虫は薄茶色で、
肉眼では、ほとんど「ゴミ」にしか見えませんが、
成虫になると、目視ができ、
刺されているのを見て、発見するケースが多いです。

見た目には、ゴキブリの幼虫と似ています。

もともと、東京オリンピック頃から急速に減少し、
日本からは、すっかりいなくなっていたのですが、
2000年を過ぎてから、徐々に被害が増え続けています。


大きさの比較

家の中で発見される、ダニ以外のムシと、
ダニの大きさを比較してみましょう!

ダニの大きさの比較

(※ ダニは、オスよりメスのほうが大きいのが一般的です。)

アウトドアーでは、マダニに注意!

マダニは、比較的大きなダニで、
大きいものでは、2~4mmもありますが、
血を吸うと、10mm程に大きくなるものもいます。

7~10月が、マダニの多い時期で、
山林や藪などに生息し、近づいた動物や人に寄生し吸血します。


まとめ

  • 家の中で、肉眼で発見できるのは、
    ダニ以外の場合が多いので、
    大きさや、発見した場所から推測できます。

  • 6~9月ぐらいの時期に、肉眼で確認できて、
    ダニの場合は、イエダニの可能性が高いです。

    長卵円形で、白色のイエダニは、
    血を吸うと丸くなり、赤褐色から黒褐色に変わります。

  • 夏場に刺されて、赤み・痒みが強く、
    1~2週間跡が残る場合は、ツメダニです。

    ツメダニは、肉眼では確認できないぐらいの大きさです。
    (確認できたとしても、茶色い点ぐらいにしか見えません。)

  • ツメダニが生息しているという事は、
    ヒョウヒダニコナダニも、多く生息しているという事です!