「サンタクロースが赤い服を着ている由来」を知っていますか?
「えっ?知っている!」って!?
そうです。
コカコーラ社が由来なんです!
って、
本当の由来は、そうではなかったんです!!
サンタクロースが赤い服なのは、
「コカコーラの宣伝で 赤の衣装を着せた事がきっかけで定着した!」
のが由来という話を、聞いた事がありませんか?
「世界の常識として広まった」という意味では、
確かに、間違ってはいない様ですが、
サンタクロースが赤い服を着ている「元々の由来」は、
どうやら、違う起源のようなんです。
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コカコーラが由来説とは
サンタクロースのイメージは、
1931年、コカ・コーラ社が 販売促進キャンペーンに、
サンタクロースを起用した事に由来します。
その際、ハッドン・サンドブロムという画家に、
「サンタクロースのイメージを統一させたキャラクター」を描かせました。
それまでに描かれてきた「サンタクロースのイメージ」は、
統一されておらず、色彩や服装など 実に様々でした。
サンドブロムは、
コカコーラの公式商標である「赤と白」の色を使うことにしました。
そして、
お馴染みの「サンタクロースの赤い服」が誕生しましたのです!
それが、あの赤の上下に白い縁取りのある衣装ですね♪
サンタクロースにはモデルが実在する
サンドブロムが描いたサンタクロースには、
実は、モデルが存在しています。
そのモデルとは、サンドロムの友人で、
定年を迎えた営業マンの、ルー・プレンティスさんという男性です。
この「コカコーラ社の話」が、
世界中に広まって定着したとされ、
多くのメディアによって、この逸話が紹介されてきました。
そのおかげで、
「赤い服のサンタクロースの由来 = コカコーラ」となったワケです。
コカコーラ社のHPによると、
1940年後半に、プレンティスさんが亡くなって以降は
サンドロム自身の顔をモデルに、サンタクロースを描き続けたそうです。
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サンタクロースが赤い服の「本当の由来」とは
「コカコーラ社の話」が、由来ではないのなら、
いったい、本当の由来は何でしょう?!
では、
「サンタクロースが赤い服の本当の起源」を、見てみましょう。
1914年(大正3年)に、
日本の書籍である『子供之友』に於いて、
「赤い帽子に白い髭・白い縁取りのある赤い服を着たサンタクロースの姿」
が鮮明に描かれています。
コカコーラ社が宣伝に起用したのが、1931年のことです。
そうなんです!
コカコーラ社の1931年よりも、
さかのぼる事 17年前の、1914年の話になります! d^^
角川書店の『クリスマス どうやって日本に定着したか』には、
この時代の日本で作られていた輸出用のサンタクロース人形もこの姿であり、「コカコーラ社を起源とする逸話」は 完全な間違いであります。
と記されています。
サンタクロースの赤い服は、
もともと「カトリック教会の祭服の色に由来する」と言われ、
昔から、画家たちもそう描いてきました。
聖人(=殉教者)のための祝日には、
「赤い司祭服」を着用することになっています。
と言う事で、
コカコーラ説よりも、遥か前の大正初期から、
「サンタクロースは赤い服を着ていた」ことが明らかですね♪
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