和食のマナーに欠かせないのが、「箸使いのマナー」です。
なかでも、
「やってはいけない箸使い」って、意外に多いんですよ!
「箸使いのタブー」を、あなたはどれくらい言えますか?
『箸使いのマナーとタブー』について、ご紹介します。
箸使いのマナー
まずは、
「箸のマナーの基本」から、いっしょに見ていきましょう。
- 箸袋は、箸を取り出した後、
膳の上の左(テーブルの上なら左下)あたりに、縦に置きます。 - 割り箸は上下に割り、いったん箸置きに戻します。
- 食事中に箸を置くときは、箸置きを使います。
箸置きがない場合は、
箸袋を結ぶような形にして箸置きがわりにしましょう。 - 食事が済んだら、箸の先を袋に入れ、
袋の余った部分を折って、元の位置に置きます。
箸袋を結んで、箸置きとして使っていた場合は、
箸先を、結び目の中に入れます。
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箸の取り方と置き方
次は、「箸の取り方」ですが…
これって、
できてる方のほうが、少ないんじゃないかと思います。
箸を取るときは、次の【3つのステップ】で行いましょう!
- 箸を持つ時は、右手の中指・人差し指・親指で、
上から箸を取り上げます。 - 左手を、右手で取った箸の下に添え、
箸の上の右手を、箸頭の方向にすべらせ、
そのまま下に回して、持ち直します。 - 先に引き寄せて、しっかり持ったら、
左手を離します。
下の箸は、薬指と親指のつけ根でしっかり支え、
上の箸は、人差し指と中指で軽くはさみます。
箸を置く時は、この逆の動作になりますね♪
では、動画で「実際の動作」を確認してみましょう!
箸使いのタブー
「お箸の使い方」についても、しっかりと覚えておきたいですね♪
箸の持ち方のタブー
- 握り箸:
初歩的な持ち方、箸をにぎりしめて持つ持ち方 - 違い箸:
異質の箸を一対にして使う - 拝み箸:
拝むように、両手で箸をはさむ - 持ち箸:
箸を持った手で、他の料理の器を持つ(「握り箸」とも言う)
使い方のタブー
- 刺し箸:
料理に箸を突き刺して食べること - 横箸:
箸を二本そろえて、スプーンのように料理をすくい上げる - ちぎり箸:
箸を両手に1本ずつ持って、料理をちぎる - 寄せ箸:
食器を箸で手前に引き寄せたり、向こうへ押しやる - 渡し箸:
食事の途中で、食器の上に箸を渡して置く
(これをすると、「もうご飯はいりません」という意味になる)
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仕草のタブー
- 迷い箸:
どの料理を食べるのか迷って、料理の上をあちこち箸を動かす - 探り箸:
料理の下から、食べたいものを探る - こじ箸:
器の中の、好みの具材を探る - 移り箸:
一度箸をつけた料理を食べずに、他の料理に移る - そら箸:
食べようとして食べ物を箸でとったが、食べずに元にもどす - 重ね箸:
同じ料理ばかり、何度も箸をつける - 箸渡し:
箸と箸で、食べ物のやりとりをする - 二人箸:
食器の上で、二人一緒に料理をはさむ - 直箸:
合い盛された料理を、取箸を使わず自分の箸で料理を取る - なみだ箸:
箸の先から、料理の汁などをポタポタ落とす
(箸でとった食べ物から、汁をポタポタ落とすこと) - 立て箸:
盛られた御飯に、箸を突き刺す(「仏箸」とも言う) - かみ箸:
箸の先をかむ - ねぶり箸:
箸先をなめたり、くわえたりする - もぎ箸:
箸についた料理などを、口でもぎ取る
または、口に入れたものを箸でもぎ取る - 押し付け箸:
箸で茶碗の中のご飯などを、押し付けながら食べる - 押し込み箸:
口に料理をほおばって、箸で押し込む - かき込み箸:
お茶漬け以外で、器に直接口をつけて端で食べ物をかき込む - 受け箸:
箸を持ったまま、おかわりをする - 洗い箸:
椀物・飲み物の中で箸を洗う - 指し箸:
食事中に、箸で人を指す - かき箸:
箸で頭などをかく - 叩き箸:
箸を使って、太鼓のように茶碗を鳴らす
勘違いしてる箸使いのNGマナー
返し箸は、
複数人の食事の席で、よく見る光景ではないでしょうか。
でも、これって実は「マナー違反」なんですね。
返し箸(逆さ箸):
複数人で食べる料理を、個に取り分ける際、
箸を上下逆さにして用いる
習慣がひと目でわかる非常識
「お箸のマナー」は、
自分で思っている以上に、人の目につくものです。
もし、間違っていたら、
まずは、普段の食生活から、
習慣づける様、心がけたいものですね♪
煮物・焼き物・汁物など、
どんな料理にも対応できる『箸』は、
「日本の食文化の象徴」とも言えますね!
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