数年前から、プロ野球で採用されている
「クライマックスシリーズのルール」が、
いまいち腑に落ちないのは、私だけでしょうか?
野球に比べると、それほど詳しくないのですが、
「同点の場合、PKで勝敗をつける」という、
サッカーのルールにも、似たような違和感を感じてしまいます。
「同点引き分け」とか「2チーム優勝」とはいかず、
どうしても、勝敗をつけなければいけない場合、
まぁ、やむを得ないんでしょうが ^^;
サッカーのルールはともかく、
『プロ野球のクライマックスシリーズ』について、
「CS制度のルールと過去」を掘り下げて、考察してみました!
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プロ野球のクライマックスシリーズ
以前は、両リーグの優勝チームが、
日本一をかけて対戦する、「日本シリーズ」が開催されていました。
おそらく、この制度下では、
両リーグの優勝チームが、早くに決定してしまう場合があります。
その場合、
残りのリーグ戦が、消化試合となってしまい、
当然、盛り上がりがなくなって、人気が下がる傾向がありました。
その打開策として、導入されたのが、
「クライマックスシリーズ(CS)制度」です!
この「クライマックスシリーズ制度」は、
2004年に パ・リーグで導入され、
2007年には セ・リーグでも導入され、現在に至っています。
クライマックスシリーズのルール
「クライマックスシリーズのルール」は、
CS制度導入当初からは、多少の変更はあるようですが、
現在では、以下のようになっています。
【クライマックスシリーズ ルール】(セ・パ共通)
- ■ファーストステージ
・リーグ戦2位と、3位のチームが試合を行い、
先に2勝したチームが、「ファイナルステージ」へ進みます。
試合が開催される球場は、リーグ戦2位の本拠地となります。 - ■ファイナルステージ
・リーグ戦で優勝したチームと
ファーストステージで勝ち上がったチームが、対戦します。
・リーグ戦で優勝したチームは、
アドバンテージとして、1勝した状態からスタートします。
(先に4勝したチームが、「日本シリーズ」へ進出します。)
試合が開催される球場は、
「リーグ戦で優勝したチームの本拠地」となります。
リーグ戦優勝チームは、
「最初から1勝した状態」でスタートしますので、
実質3勝すれば、日本シリーズへ行けます!
クライマックスシリーズになると、
「クリンチナンバー」という、聞き慣れないワードが出てきます!
「クリンチナンバー」とは…
「クライマックスシリーズ進出を確定するために必要な最少の勝利数」
を、クリンチナンバーといいます。
(クリンチナンバーは、優勝時の「マジック」のようなものです。)
クリンチナンバーが「0(ゼロ)」になると、
CSシリーズ進出決定となります。
逆に、
クリンチナンバーが、残り試合数を越えた場合は、
「自力でのCSシリーズ進出の可能性」が消滅します。
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過去のクライマックスシリーズ成績
クライマックスシリーズのルールを、改めてじっくり見てみると …
疑問に思うのは、
「2位チームのアドバンテージは?」ってことです!
ちなみに、
「過去のクライマックスシリーズ成績」は、どうなっているのか?
セ・パ両リーグで、CS制度が導入されて以降、
2007年~2013年のクライマックスシリーズを調べてみると..
1位のチームがCSで優勝する確率は「85.7%」
セ・リーグ、パ・リーグともに「7分の6の確率」で
「1位のチームがCSで優勝」していますが、
- セリーグでは、2007年に2位の中日が優勝
- パリーグでは、2010年に3位のロッテが優勝 しています。
しかも、
2007年の中日・2010年のロッテは、
どちらも、日本シリーズを制して「日本一」となっているんです。
CS制度は理にかなっている!?
これら「過去のクライマックスシリーズ成績」を
どうみるかは、非常に難しいですが …
良くできたルールというのか、
理にかなっているルールというのか。。。
うぅ~~ん ……
個人的には、
「リーグ1位じゃないチームを優勝と言われても…」
「リーグ2位・3位のチームが日本一になっても…」
というのが、やっぱり正直な感想です。
過去の記憶を辿ってみると …
そぉ言えば昔、パ・リーグは、
「前期と後期に、シーズンが別れていた時期」がありました。
そして、
前期の優勝チームと、後期の優勝チームが対戦して、
「シーズン優勝チーム」を決めていました!
セ・リーグでは、導入されてないと思いますが。
どうせなら、
こっちの2シーズン制のほうが、納得できるんですがねぇ~
プロ野球ファンのみなさん、どう思われます?
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