優勝というと、
その後に行われる祝勝会での「ビールかけ」が、
毎年、秋口の風物詩となっています。
この『優勝のビールかけ』、
いつから行われるようになったのか? そのの起源は?
毎年、この季節になると、
プロ野球の、優勝チームが決まり、
「優勝ビールかけ」の様子を、見かけると思います。
日本のプロ野球の場合は、セ・リーグとパリーグがあり、
それぞれの「リーグ優勝」のすぐ後に、
「日本一」になった場合にも、祝勝会が行われます。
そのため、
野球に興味がない人でも、ニュースなどで見る機会がよくありますよね。
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優勝のビールかけはいつから?起源は?
そもそも、この「優勝ビールかけ」は?
『優勝ビールかけ』は、
アメリカで優勝したチームが、
「シャンパンをかけあって喜ぶ習慣」が由来となっています。
もっともっと遡ると、
フランスの皇帝 ナポレオンに、たどり着きます。
ナポレオンは、
シャンパンが勢いよく噴き上がる様子を気に入り、
戦いの後の記念に、
シャンパンがけを行ったことが、ルーツだと言われています。
「シャンパンファイト」とか、
「シャンパンシャワー」って、聞いたことありますよね!?
F-1などの、モータースポーツでは、
表彰台の上で、シャンパンをかけ合って、
検討を祝している光景を、見る機会があります。
日本では、海外ほどシャンパンを飲む機会がありません。
なので、ビール?!
というワケではないようです。d^^
表彰式で、シャンパンファイトが行われる場合、
一般的に、スポーツイベントの主催者が、
使用するシャンパンを用意するのが慣わしとなっています。
スポーツイベントによっては、
スパークリングワインや、ローズウォーターなど、
シャンパン以外の、別のドリンク類を使用するケースもあります。
炭酸水を使用して、「シャンパンファイト」ならぬ、
「ウォーターファイト」と呼ぶ場合もあります。
日本での優勝ビールかけはいつから?
では、日本では いつから、
シャンパンファイト(= 優勝ビールかけ)を行われるようになったのか?
日本には、シャンパンファイトのような習慣はなく、
優勝ビールかけを行う以前は、ビールで乾杯する程度でした。
1959年(昭和34年)
南海ホークスが、優勝を決めたあと、
カールトン半田(日本名・半田春夫)内野手が、
他の選手(杉浦忠)にビールをかけたことが、起源とされています。
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優勝ビールかけ用ビールって?
優勝のビールかけを見て、
「もったいない!」と思うのは、私だけではないと思います。
そして、頭によぎるのは、
「ビールかけ用のビールって、何本ぐらい使うのだろう?!」と …
ビールかけ用ビールの本数は?
「2013年のリーグ優勝でのビールかけ」の場合、
巨人の「使用ビールの本数」は、約3000本!
対して、
創設9年目にして初優勝を遂げた、楽天イーグルス。
楽天の場合は、この本数を大きく上回って、
なんと!
約5000本ものビールかけ用ビールを使用しました!
過去に一度だけ、
ダイエーホークスが優勝した時に、
「ビールかけのビールがもったいない」ということで、
『祝勝水』と名づけた、単なる「炭酸水」を使ったことがあったそうです。
ビールかけ用ビールは美味しくない?!
通常、ビールは、
「キンキンに冷えていたほうが美味しい!」ですよね♪
ところが、
ビールかけ用ビールの場合は、「常温」か「ぬるめ」がいいらしい。
その理由は、「泡が出やすい」から d^^)
以前、数十年ぶりに優勝した球団が、
「良く冷やしたビールかけ用ビール」で、ビールかけを行い、
「大半の選手が風邪を引き、日本シリーズでボロ負けした!」
というエピソードもあります。w
未成年の選手は?
優勝のビールかけと聞くと、
「もったいない」の次に思うのは、
「未成年の選手はどうなのよ?」って事です。
ちなみに、
「未成年者飲酒禁止法」の罰則は、経口での飲酒時に適用されます。
なので、
身体などにかける場合であれば、「違法ではない」と解釈されています。
しかし、近年は、
未成年選手は、「優勝祝賀会に参加するのを自粛」したり、
「ノンアルコール飲料で代用する」などの、対応を行う球団が増えています。
2013年の優勝ビールかけ(楽天)の際も、
釜田選手は19歳だったため、
会場に「未成年コーナー」を設け、炭酸水などを用意していましたね♪
また、
2008年に巨人がリーグ優勝し、ビールかけを行った際、
当時、まだ未成年だった坂本選手は …
「×印のついたマスク」と、
「ビールをかけないでください」と書かれたタスキをつけて登場!^^
ビールの代わりに、炭酸水を浴びていました!
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