アロマオイルの香りって、何百種類もありますよね。
そんなたくさん種類の中から、
好みの香りを選ぶのって、とっても大変です!
すべて、手にとって嗅いでまわる訳にもいきませんし…
そんなあなたでも、
「アロマオイルの香りの種類」がわかってしまえば、
あまり迷わずに、オイルを選ぶ事ができますよ♪
アロマオイルの香りの表し方
アロマオイルは、香りの特徴や種類によって分類されています。
この分類を、おおまかにでも把握しておくだけで、
臭いを嗅がなくても、香りのイメージがしやすくなりますよ!
香りの強さ
ブレンドファクター(BF)は、
香りの強さを、1~12の数値で表したものです。
濃度や、皮膚刺激に対する安全性、
香りの強さなどから定めらた数値が、つけられています。
香りが強かったり、刺激が強いアロマオイルは数値が低く、
逆に、数値が高いほど、香りや刺激は弱くなります。
香りの持続力
香りの持続力は、ノートで表されます。
ノートとは、
香りの揮発性(香りの立ち上がり方)を表したものです。
揮発するスピードや、香りの持続する時間は、
ノートによって、大きく3つに分類されていて、
トップ(T) → ミドル(M) → ベース(B) の順に、揮発していきます。
トップノートは、
立ち上がりの早い香りで、30分~2時間程度持続します。
ミドルノートは、
ゆっくりと立ち上がる香りで、2時間~6時間程度持続します。
ベースノートは、
安定的に持続する香りで、6時間~数日程度持続します。
ノートの分類は、基本的に3種類ですが、
実際には、トップとミドルの中間や、
ミドルとベースの中間の香りといったものも、たくさんあります。
Sponsored Link
アロマオイルの香りの種類
香りは7種類に分類される
アロマオイルの種類は、
抽出した植物の種類や香りなどにより、
の、7つのグループに分けられます。
種類による香りの特徴
7つに分類された種類ごとに、香りの特徴を見てみましょう。
fragrantearth STYLEAROMA / Norio.NAKAYAMA
[フローラル系]
甘く華やかな香りが、特徴的です。
主に、花から抽出された精油群ですが、
葉や茎から抽出されるものも、一部含まれます。
【主なオイル】
ゼラニウム、ラベンダー、カモミール・ローマン、ローズオットー
[柑橘系]
なじみ深く万人に向き、気分を明るくしてくれる香りが特徴です。
果物の果皮から抽出されるものや、
柑橘類に似た香りがする精油群です。
【主なオイル】
オレンジスイート、グレープフルーツ、ベルガモット、レモングラス
[ハーブ系]
殺菌性を持つものもあり、
昔から、民間薬として使用されてきた「薬草」が多いのも特徴的です。
ハーブの花や、葉から抽出された精油群です。
【主なオイル】
スペアミント、タイム、バジル、ペパーミント、ローズマリー
[樹木系]
森の中にいる様な、ウッディーで爽やかな香りが特徴です。
葉、樹皮、小枝などから抽出された精油群です。
【主なオイル】
シダーウッド、ジュニパー、ティートリー、ユーカリ、ローズウッド
[スパイス系]
その名の通り、スパイシーな香りが特徴です。
料理に使われている、香辛料をはじめ、
馴染みのある植物から、抽出している精油群です。
【主なオイル】
ジンジャー、ブラックペッパー、シナモン・リーフ、コリアンダー
[樹脂系]
粘度が高く、重厚で甘い香りが特徴です。
樹脂から採取される精油群です。
少量でも香りの持続効果が高く、
ベースノートとして、使われる事が多いです。
【主なオイル】
フランキンセンス、ベンゾイン・レジノイド、ミルラ
[エキゾチック系]
異国情緒溢れる、神秘的で、エキゾチックな香りの精油群です。
揮発性が比較的低いので、少量ずつ使うのが、おすすめです。
【主なオイル】
イランイラン、サンダルウッド、パチュリ、パルマローザ、マヌカ
Sponsored Link
アロマオイル 香りの強さと持続力 まとめ
[ハーブ系]のオイルは、香りが強く、
[樹木系]や [樹脂系]は、比較的香りが弱いものが多い様です。
[柑橘系]や [ハーブ系]のオイルは、
立ち上がりは早いのですが、香りの持続力はありません。
[エキゾチック系]や [樹脂系]は、
安定的に香りが持続するオイルが多いです。
代表的なオイルの 香りの強さと持続力を、一覧にまとめてみましたので、
オイル選びの参考にしてみてくださいね。
オイル名 | 【ノート】 (香りの揮発性) |
【ブレンドファクター】 (香りの強さ) |
[フローラル系] | ||
カモミール・ジャーマン | T ☆☆★☆☆ B | 強 ☆☆★★☆ 弱 |
カモミール・ローマン | T ★☆☆☆☆ B | 強 ☆☆★☆☆ 弱 |
ジャスミン・アブソリュート | T ☆☆☆★☆ B | 強 ★☆☆☆☆ 弱 |
ゼラニウム | T ☆☆★☆☆ B | 強 ☆☆★★☆ 弱 |
ネロリ | T ★☆☆☆☆ B | 強 ★★☆☆☆ 弱 |
ラベンダー | T ☆☆★☆☆ B | 強 ☆☆☆☆★ 弱 |
ローズ・アブソリュート | T ☆☆☆★☆ B | 強 ★★☆☆☆ 弱 |
ローズオットー | T ☆★☆☆☆ B | 強 ★☆☆☆☆ 弱 |
[柑橘系] | ||
オレンジスイート | T ★☆☆☆☆ B | 強 ☆☆☆☆★ 弱 |
グレープフルーツ | T ★☆☆☆☆ B | 強 ☆☆☆☆★ 弱 |
シトロネラ | T ★☆☆☆☆ B | 強 ☆★★☆☆ 弱 |
ベルガモット | T ★☆☆☆☆ B | 強 ☆☆☆☆★ 弱 |
マンダリン | T ★☆☆☆☆ B | 強 ☆☆☆☆★ 弱 |
メリッサ | T ☆★☆☆☆ B | 強 ★☆☆☆☆ 弱 |
レモン | T ★☆☆☆☆ B | 強 ☆☆☆★☆ 弱 |
レモングラス | T ★☆☆☆☆ B | 強 ★☆☆☆☆ 弱 |
[ハーブ系] | ||
クラリセージ | T ☆★★☆☆ B | 強 ☆☆★★☆ 弱 |
スペアミント | T ★☆☆☆☆ B | 強 ☆★★☆☆ 弱 |
タイム | T ☆★☆☆☆ B | 強 ☆★★☆☆ 弱 |
バジル | T ☆★☆☆☆ B | 強 ☆★★☆☆ 弱 |
ペパーミント | T ★☆☆☆☆ B | 強 ★☆☆☆☆ 弱 |
マジョラム・スイート | T ☆★☆☆☆ B | 強 ☆★☆☆☆ 弱 |
ローズマリー | T ☆★☆☆☆ B | 強 ☆★★☆☆ 弱 |
ヤロウ | T ☆☆★☆☆ B | 強 ☆☆★★☆ 弱 |
[樹木系] | ||
サイプレス | T ☆☆☆★☆ B | 強 ☆☆☆☆★ 弱 |
シダーウッド | T ☆☆☆★☆ B | 強 ☆☆☆★★ 弱 |
ジュニパー | T ☆☆★☆☆ B | 強 ☆☆☆★★ 弱 |
ティートリー | T ★☆☆☆☆ B | 強 ☆☆☆★☆ 弱 |
ニアウリ | T ★☆☆☆☆ B | 強 ☆☆☆★★ 弱 |
パイン | T ☆☆★☆☆ B | 強 ☆☆☆★★ 弱 |
プチグレン | T ☆★☆☆☆ B | 強 ☆☆☆★★ 弱 |
ユーカリ | T ★☆☆☆☆ B | 強 ☆★★☆☆ 弱 |
ローズウッド | T ☆☆★☆☆ B | 強 ☆☆☆☆★ 弱 |
[スパイス系] | ||
カルダモン | T ★☆☆☆☆ B | 強 ★☆☆☆☆ 弱 |
クローブ | T ☆☆☆★☆ B | 強 ☆★☆☆☆ 弱 |
シナモン・リーフ | T ☆☆☆★☆ B | 強 ★☆☆☆☆ 弱 |
ジンジャー | T ☆★☆☆☆ B | 強 ☆☆★★☆ 弱 |
ブラックペッパー | T ★☆☆☆☆ B | 強 ☆★★☆☆ 弱 |
[樹脂系] | ||
フランキンセンス | T ☆☆☆★☆ B | 強 ☆☆☆★☆ 弱 |
ベンゾイン・レジノイド | T ☆☆☆☆★ B | 強 ☆☆☆☆★ 弱 |
ミルラ | T ☆☆☆☆★ B | 強 ☆☆★★☆ 弱 |
[エキゾチック系] | ||
イランイラン | T ☆☆☆★☆ B | 強 ★☆☆☆☆ 弱 |
サンダルウッド | T ☆☆☆☆★ B | 強 ☆☆☆☆★ 弱 |
パチュリ | T ☆☆☆☆★ B | 強 ☆★★☆☆ 弱 |
パルマローザ | T ★☆☆☆☆ B | 強 ☆☆★☆☆ 弱 |
ベチバー | T ☆☆☆☆★ B | 強 ☆☆☆☆★ 弱 |
マヌカ | T ☆☆☆☆★ B | 強 ☆☆★★☆ 弱 |
アロマオイルのブレンド方法は、
アロマオイルのブレンド方法♪おさえておきたい3つのポイント!
を、ご覧ください!
- 稀に、精油で アレルギー症状が出る場合があります。
- 原液のまま使うと、かぶれなど炎症の原因になりかねません。
必ず、香りを嗅ぐだけか、希釈してお使いください。
- 当記事では、「エッセンシャルオイル」を、
「アロマオイル」として記載表現しております。
アロマオイルと エッセンシャルオイル(精油)は、厳密には異なります。
エッセンシャルオイル、または 精油という表記は、100%天然のものにのみ許されています。 - 詳しくは、精油とアロマオイルの違いをご覧ください。
- アロマオイルは医薬品ではなく、医療行為に代わるものではありません。
- 現在の身体状況や治療・投薬等については医師の指示に従ってください。
- 当サイトは、アロマテラピーに関する行為によって生じた損傷、負傷、
その他についての責任は負いかねます。
コメントを残す