アロマオイルをブレンドして、
あなたにあった効能のオイルや、
オリジナルの香りを作ってみませんか?

とは言っても、
たくさん種類の中から選んで、
ブレンドするとなると、気が遠くなってしまいますよね!

ブレンドする分量も、よくわかりませんし…


そんなあなたでも、
簡単に、ブレンドする事ができる様になる
「3つのポイント」をお教えします♪

アロマオイルのブレンド方法♪おさえておきたい3つのポイント!



アロマオイルの香りの特徴

アロマオイルは、香りの特徴種類によって分類されています。

以下の「3つのポイント」を把握しておくだけで、
オイルを選ぶ時や、ブレンドをする時に、
できあがりの香りを、イメージしやすくなりますよ!

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香りの系統

アロマオイルの種類は、
抽出した植物の種類や香りなどにより、7つのグループに分けられます。

同じ香りのグループ内は、相性が良いので、
ブレンドする時は、
まず、同じ香りのグループ内で、ブレンドしてみましょう。

また、隣り合った香りのグループも、相性が良いです。

香りの相性相関図(7種類の精油群)

この「香りの相性相関図」は、ブレンドする時の目安にしてくださいね。


ノート

香りのノートとは、香りの揮発性の事で、
空気中に放置しておくと、どんどん蒸発します。

トップ(T) → ミドル(M) → ベース(B) の順に、揮発していきます。

トップノートは、香りの立ち上がりが早く、
逆に、
ベースノートは、後から香ってきて持続します。


ブレンドファクター(BF)

ブレンドファクターは、
香りの強さを、1~12のランクで、表したものです。

1が 最も香りが強く、
数字が増えるほど、香りは弱くなります。

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アロマオイルのブレンド

アロマオイルは、1種類だけでも効果を発揮しますが、
オイルブレンドする事で、
香りにも楽しみ方の幅がでますし、相乗効果も表れます。

ブレンドのコツを押さえれば、
簡単に、オリジナルの香りを作る事ができますよ。


1.基本となる香りを選択

あなたの悩みに作用するオイルの中から、
好みの香りのオイルを選びます。


2.ブレンドするオイルを選択

ブレンドするオイルの決め方は、2通りあります。


a.香りの系統から選ぶ

香りの系統を参考にしながら、ブレンドするオイルを決めます。

同じグループや、隣同士のグループは相性が良いので、
まずは、この中から1~2種類選んでみましょう。


b.ノートから選ぶ

ノートは、3段階に分類される香りの揮発性です。
このノートをバランス良く選ぶと、香りが長続きして幅がでます。

【トップノート】
最初に立ち上がる軽い印象の香り。第一印象の香りです。

【ミドルノート】
トップに続いて香るもので、ブレンドした香りの印象を左右します。

【ベースノート】
時間が経ってから立ち上がる香りで、持続力があります。


3.香りをチェック!

選んだオイルの蓋を外し、鼻から15cm程度離して、嗅いでみましょう。
※コットンなどに垂らして、試してみても良いですね。

選んだ香りの組み合わせに、嫌悪感がなければOKです。


4.ブレンドファクターを基準に分量を決める

ブレンドファクターを基準に、分量を決めます。

細かい計算が必要なのですが、
まずは、
【ブレンド濃度の早見表】を参考に、ブレンドしてみてくださいね。

【ブレンド濃度の早見表】(アロマオイルの1滴は 0.05mlです。)
キャリアオイルの量 10ml 20ml 30ml 40ml 50ml 60ml
フェイス用(1%濃度) 2滴 4滴 6滴 8滴 10滴 12滴
ボディー用(2%濃度) 4滴 8滴 12滴 16滴 20滴 24滴



もっと、詳しく知りたい方のために、
【分量の計算のしかた】も、ご紹介しておきますね。

注)
数字が苦手な方は、
ちょっと、ややこしいので… 覚悟してくださいね!(笑)
(スルーしても、ぜんぜん構いませんよ!)


【分量の計算のしかた】



「しわ&乾燥対策」に、
グレープフルーツ(BF=6)/ ペパーミント(BF=1)/ レモン(BF=4)で、
60ml(1%濃度)化粧水を作ってみましょう。




まず、
キャリアオイル60mlに対して、濃度1%にするには、
アロマオイル(精油)は何ml必要かを計算します。

 60ml x 1%(0.01) = 0.6ml
ですので、
アロマオイル(精油)は0.6ml必要ということになります。

アロマオイル(精油)の1滴の量は、約0.05mlですので、
 0.6ml ÷ 0.05ml (1滴) = 12滴
になります。

キャリアオイル 60mlに対して、
アロマオイル(精油)12滴で、1%濃度ということになります。

(※ここまでは、上の「ブレンド濃度の早見表」でも確認できますね!)


次に、
ブレンドするアロマオイル(精油)の、
ブレンドファクター数値の合計を計算します。

グレープフルーツ(BF=6)/ペパーミント(BF=1)/レモン(BF=4)なので、
 6+1+4= 11

アロマオイル(精油)の必要滴数(12滴)を、
ブレンドファクター数値の合計で割ります。
 12(滴)÷11≒ 1.09

各ブレンドファクター数値に、1.09を掛けます。
グレープフルーツ 6 x1.09.54   
ペパーミント   1 x1.09.09  
レモン      4 x1.09.36  

出た数値の、一の位を合計します。
グレープフルーツ ペパーミント レモン 11(滴)

必要滴数(12滴)に、1滴足りないので、
一番少ないペパーミントを1滴増やして、合計滴数を調節します。



(※ブレンドファクターは、精油のメーカーや、書籍によっても異なります。)




ややこしいですよね!?


ブレンドするオイルの分量を、
もっと、「手っ取り早く計算する方法」をお教えしますね!

ブレンドファクターの数値は、配分比率です!

例)グレープフルーツ : ペパーミント : レモン = 6:1:4

 6滴 + 1滴 + 4滴 = 11滴

オイル分量は、
 11滴 x 0.05ml = 0.55ml です。


1%濃度で作るために、
必要なキャリアオイルの量は、
 0.55ml x 100 = 55ml


2%濃度の場合は、
 0.55ml x 50 = 27.5ml となります。


ほら、簡単ですよねっ!


5.キャリアオイルと混ぜる

ビーカーなどに、キャリアオイル(ベースオイル)を入れて、
あなたが選んだアロマオイルを、分量だけ加えます。

良くかき混ぜたら、完成です♪
遮光性のガラス瓶へ移して、保存する事をおすすめします!

fragrantearth STYLEAROMA
fragrantearth STYLEAROMA / Norio.NAKAYAMA



いかがでしたか?

基本的なルールさえ守れば、
いろいろと、自分の感性で楽しむ事ができますね♪

アロマテラピーで大切なのは、「好きな香り」を楽しむ事です!

「心地良い香り」は、
「あなたの 心と体が求めているもの」なのですから…


  • 稀に、精油で アレルギー症状が出る場合があります。
  • 原液のまま使うと、かぶれなど炎症の原因になりかねません。
    必ず、香りを嗅ぐだけか、希釈してお使いください。

  • 当記事では、「エッセンシャルオイル」を、
    「アロマオイル」として記載表現しております。

    アロマオイルと エッセンシャルオイル(精油)は、厳密には異なります。
    エッセンシャルオイル、または 精油という表記は、100%天然のものにのみ許されています。

  • 詳しくは、精油とアロマオイルの違いをご覧ください。

  • アロマオイルは医薬品ではなく、医療行為に代わるものではありません。
  • 現在の身体状況や治療・投薬等については医師の指示に従ってください。
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